【動画レビュー】超短期間で上達した英語勉強法
※上記動画を見た私の感想と、動画内容のサマリ(私の解釈含む)になります。
英語の成績が10段階で2レベルだった人が1年で英語講師になったそうです。これはすごいですね。もともと才能があっただけという要素もぬぐえませんが、その方法論は気になります。
【感想】
誰もが憧れる英語上達のストーリー。ただ真似できるかは別の話。
いやあ、時間の割にボリュームたっぷりの内容でした。経験からくるアドバイスという感じがとても出ていて説得力がありますね。ここ最近色んな方の勉強法動画を見ていましたが、そこで言われていたエッセンスが結構散りばめられていたように思います。
「TOEIC目的の人は参考にならないかも」と彼女は動画内で予め断っているのですが、それもわかるような気がします。TOEIC系の動画だと、結構偏差値が高そうな人が受験勉強の延長線上的な観点からアプローチしているものが多く見られますが、この動画はその対極にある「英会話」系の代表格と言えます(英語の成績が悪かった人が「やる気(=好き、楽しい)」でとにかく実践あるのみスタイルでネイティブ並みに話せるようになった的な話)
個人的に考えていることとして、この2つの方法論の対立(「受験英語」VS「英会話」)を解消するような、両者の良いところをうまく生かしたハイブリット型の勉強法を確立していくことが必要だと思っています。なぜなら多くの日本人は既に受験英語を経験して育ってきているので、今更それを放棄することはできないし、それももったいないと思うからです。今回の動画は、そういった今後の取り組みにとって一つのベースとなるような動画だと思いました。
この動画の売りはズバリ彼女自身にあると思いましたので、実際に動画を見ることをオススメしますが、ざっくり彼女の言っていることをまとめると、3つの話に整理できるかと思います。
・好きこそものの上手なれ
(好きなものにフォーカス。「英語を勉強」ではなく「英語で何かを勉強」でないとダメ、など)
・英語脳を作る
(赤ちゃんと同じ道で。「読み書き」ではなく「聴く話す」から始める。日本語を介在させない。単語帳は捨てる、など)
・実践あるのみ
(アウトプット100%、行動あるのみ、自信を持つ、英語は筋トレ、など)
英語脳についてはあまり考えたことがなかったので、もっと細かい分析が必要だと個人的には思っています。ポイントになるのは、「英語を学ぶ時に日本語を介在すべきかどうか」になると思いますが、おそらくこれは両方メリットあるし、どっちが正しいとかはないような気がしています。「dog=犬」とか「fire=火」とか簡単な言葉なら英語から直接イメージ変換が可能ですが、これがもっと難しい言葉、抽象的な言葉になった時に、日本語を挟まないと理解が難しい言葉や概念がきっと出てくると思います。この点については、自分でも実験してみて検証してみたいと思います。
【動画内容サマリ】
あなたの「好き」にフォーカスする
自分が好きなこと、何時間でもやってられること、それを英語でする。英語でいろんな情報が発信されてるから、好きなものを英語で情報収集するとか。エマワトソンが好きなら彼女の動画見るとか、料理が好きなら料理の動画、子育て中なら海外の子育て動画とかなんでも。英語の上達は筋トレみたいなものだから魔法のアプリとかはない。
赤ちゃんのやり方
赤ちゃんが英語を習得するのと同じやり方をする。まずはひたすら聴くこと。文法とか発音とか単語とか間違っててもいい。大事なポイントは学ぶ順番。聴く→話す→読む→書く。この順番でやると「英語脳」ができる。つまり、文法を考えたり頭で翻訳しなくても英語が母国語のように喋れる状態になる。発音が悪かったり、とっさに言葉が出てこない人は読み書きから始めている人が多い。
自信を持つ
自分に自信を持ってどんどん英語を喋ろう。焦らずリラックスしよう。
自信を持たせてくれる人を選ぶ
自分の自信を奪うような人とは付き合わないようにしましょう。褒めてくれる人とつるみましょう。
単語帳と教科書を捨てる
単語帳は一つも持ってない。英語と日本語を翻訳するやり方だと、英語をやってる時に日本語が入って来るので「英語脳」にならない。
アウトプット100%
言い訳しないで英語を話す環境を作る。日本に住んでるからとか、外国人の友達が作れないとか、留学できないとか色々事情はあると思うけど、やる人はやっている。理由を並べるのは誰でもできる。何かしないと変わらない。それだけ。
相手が話したいと思うような人になる。
英語をやりたくてネイティブと繋がろうとする人が多いけど、そういう目的の人は友達になれてないように思う。英語以外に好きなこと、興味あることがあるかどうかが大事。
実行あるのみ
普通の会社員だったけど、このまま人生終わるのは嫌だと思って、行動を起こした。
英語を学ぶのではなく、英語で学ぶ。
目的があって、それを英語でする。英語で学ぶ。