英語上達完全マップでは英語が上達しない件
英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 単行本
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英語上達完全マップを〇ヶ月やってみた的な。TOEICスコア○点UPの最短の方法!的な。まあなにかと絶賛されている本書ですが、私には前からずっと疑問があります。
「果たしてどれだけの人がマップ通り実践できたのか?」
「実際にスコアが伸びた人は全体の何%くらいなのか?」
「逆に挫折して英語が嫌いになった人もいるんじゃないのか?」
諸手を挙げて絶賛できないこのメソッドについて、あえてダメなところについて書いてみようと思います。(良い点は多くのブログで語られ尽くしているので)
ダメなところ1
「地図はくれるけど一緒に登ってはくれない」
頂上に着くまでの道順を教えてくれたところで、山を登ってくメンタルがないです。ガチで登山する人たちは地図があるだけで登れるかもしれませんが、とりあえず僕には無理でした笑。もっと、頂上からの景色のすばらしさとか、心折れそうな時の考え方とか、そういうアドバイスが欲しかったです。
ダメなところ2
「やたらとキツイルートを選んでくる」
もうね、瞬間英作文とかさ、ひたすら音読とかさ、はっきり言ってキツイよね、修行かと。ひたすら腹筋しろとか書いてあるダイエット本とかいらないっす。それで痩せる人は何やっても痩せるよ。それはそのメソッドが多くの人にとって良い方法である証明にはならない。
苦しいだけで面白くもなんともないルートだけ教わって「はい行ってらしゃい」とだけ言われてもね、おじさんには無理っす笑。体育会系じゃないし。なので私は早々に引き返しました。
ダメなところ3
「やたら教材を勧められ、気づけば本の山」
これが一番ダメなところですかねえ。一応断っておきますが本家のマップでは感じないことなんですが、他のやってみた系とかの派生をみているとですね、どうもお金の匂いがするんですよね。結局これ教材買わせるためのコマーシャルなのでは?と。いい話だなーと思って見てたら、実は青汁の通販だったみたいな笑(そういうTVあるでしょ?)
このこともあってか、私はむやみに英語学習のメソッドをカテゴリに分けて(瞬間英作文とか音読とか)、あたかもそれぞれに最適の方法やテキストがあって、それらを順次レベルアップすることで総合的に強くなってく的な方法論には反対です。RPGのやりすぎだと思います。
以上、英語上達完全マップのダメなところ3点をあげて見ました。
実際にやってみた私の感想としては、こんなワールドマップを最初に見せられたら心が折れて速攻ゲオに売りに行きたくなってしまうので、序盤はもっとこう、これから始まる冒険のワクワク感とか、バトルの興奮とか、キャラの魅力とか、そういうのを見せて欲しいなーと思いました。
なのでそういう楽しい勉強法を探してみたいと思う良いきっかけになりました。